装具(コルセット)の効果を高める7つの生活習慣 その1

側弯症と診断され医師から処方されて作成した装具(コルセット)。
はたして装具の目的である側弯症の進行を抑えるため
あなたは効果的に装具(コルセット)を使用しているでしょうか?

装具の効果的使い方

ここでは側弯症を少しでも改善させたいという方のために
装具(コルセット)の効果を高める7つの方法を紹介したいと思います。


その7つの方法とは下記のことです。
1.装具の仕組みを知ること
2.装具をなるべく長時間着用すること
3.運動中も装具を着けること
4.検査の頻度と定期健診の意義を知ること
5.いつまで着用するのが効果的か理解すること
6.あなたの気持ちが大切
7.家族のサポート

装具の効果を上げる

1.装具の仕組みを知ること

装具(コルセット)を着用するにあたり、
ただ毎日着けているのと
装具の側弯症矯正の仕組みを知って着用するのとでは
やはり装具による効果が違ってきます。

例えばあなたが体育の授業の陸上競技100メートル走で
速く走る練習をしたいとします。
毎日の練習でただ闇雲に毎日走りまくるのと
速く走るための呼吸の仕方や足の動かし方などの速く走るコツ
みたいな自分の体の仕組みを理解して練習するのとでは
どちらの方がすぐに速く走れるようになるでしょうか?
やはり走る基本、仕組みを理解した方が速く上達できると思います。

それと同じことが装具でも言えるわけです。
つまり「装具のカラクリ検証」の記事で書いていたように
装具があなたの背骨にどのように矯正を与えているのか
装具のどの部分が大切な働きをしていて、
どの部分をきつく閉めると効果が高まるのか知っておくと
毎日矯正の度合いを確認しながら使うことができ、
とても効果的に装具を使うことができます。

ですから自分のために造られた装具(コルセット)の
背骨の湾曲を矯正する仕組みをしっかり理解して使用することは
装具の効果を高めるためにとても大切なことです。


2.装具をなるべく長時間着用すること

「装具療法の効果学概論」の記事でも紹介したのですが
1997年に行われた装具の側弯症に与える効果を研究した
20個の論文のまとめ的調査によると、

装具を着用した1459人の側弯症患者と
経過観察だけで装具を着けなかった患者129人を比較
経過観察だけの患者さんの間では49%の人が進行しなかったのに対し、
装具を使用した側弯症患者さんの間では約60%の人が
湾曲が進行せずに止まったわけです。

更に装具を使用した患者さんの間で装具着用の時間とその効果を
調べたところ、装具を一日8時間しか着けなかった人の間では60%
装具を一日16時間使用した人の間では62%の人に効果があり
更に一日23時間、つまりほとんど装具を取らずに過ごした人の間では
93%の人に効果が見られ、側弯症の進行が止まっていたそうです。

つまり装具(コルセット)は長時間使用すればするほど効果が上がり
側弯症の湾曲を有効に矯正できるわけです。
装具をいやでも着け続ける意義、理解していただけたでしょうか?

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