装具療法とは何か、コルセットとはどんなものか?

側湾症と診断された子供がコルセットと呼ばれる装具を付けて
学校に登校しているのを見たことあるでしょうか?

昔のコルセットはガサつき大きいので見た目が悪く
また側湾症についても誤解が多く、姿勢が悪いので
それを装具で矯正しているように見えました。

それでは実際装具療法とは何でコルセットとはどんなものなのか
装具療法の小話についてすこし話してみたいと思います。


装具療法とは何か?

さて側湾症の子供が整形外科の専門医にかかり
検査の結果で背骨の湾曲が25度と超え、
これからも湾曲の進行が予想されると診断された場合に
医師から付けるよう指示されるのが装具(コルセット)です。

装具と言ってもいろいろな種類とタイプがあるのですが
もともとは昔のヨーロッパの貴婦人などの女性が
ドレスを着る前に体をきつく締め上げて細く見せるために
付けていたコルセットが進化したもののようです。

コルセット

側湾症で言う装具療法とはつまり、そのコルセットと呼ばれる
装具を用いて体を真っ直ぐに固定し、それ以上背骨の湾曲が
進まないように抑える療法のことを言います。

今のところ保存療法の中ではその有効性が証明されている
唯一の治療法で、実際にたくさんの側湾症の患者が
装具療法によって湾曲の悪化を防いでいます。

側弯症の悪化を防ぐ装具(コルセット)の原理と特徴

側湾症の背骨の湾曲の悪化を防ぐためには
背骨を垂直方向に真っ直ぐ引き伸ばすことと
背骨の突出した湾曲の部分を横から押し返すことが
必要なわけです。

そのため装具(コルセット)は骨盤に固定される部分を支えとして
硬いプラスチックと金属製の支柱が垂直に伸び、胸や首を固定して
背骨の変形を抑えながら真っ直ぐ引き伸ばすことができるように
設計されています。

最近の装具(コルセット)は素材も軽く薄いものが使われ
見た目や着心地などにも配慮した工夫がたくさんなされています。
そして装具は患者さん一人ひとりに対して特別に作られるものなので
患者さんの体にしっかり合ったものが作られます。

しかし一番大切な背骨の湾曲を横から押し返す作用は
胸の部分の装具をかなりきつく締めあげないと発揮されないため
体の動きに制限がかかり、つける人にとってはかなりつらいものに
なります。

また装具(コルセット)は患者さんの成長とともに調整し
体にしっかり合うように定期的にチェックしなくてはいけません。
成長があまりにも早いときには装具の調整も頻繁にしてもらい
ある時には作り直すことも必要になります。

今では患者さんの年齢やスポーツがしたい患者さんの希望などにも
合わせて装具も考慮され、装具の種類やタイプ、そして着用時間などを
検討して医者は指示をだします。

現在アメリカやヨーロッパでは最新の研究をもとにした
新しいタイプの装具(コルセット)も次々と開発されています。
ですからより効果があり着心地の良いコルセットが開発されるのを
期待しましょう。

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